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川奈の「伊勢海老」を味わっていただきたいから
川奈港より伊勢エビの魚場を望む
川奈港より伊勢エビの魚場を望む。

伊勢エビは伊豆の名産として知られていますが、どうやって獲るか知ってますか?
海で獲る?そうじゃなくて(笑)…
解禁と共に、台風との戦いです!
漁期は、9月16日から年末まで。
伊勢エビ漁は台風シーズンが最盛期!

台風一過で、天気は回復しても、海は数日荒れるので、 小さい船は、木の葉のように激しくもまれ、立っているのもやっと。

魚場は川奈CC下の岩場海域
伊勢エビ漁の魚場は川奈CC下の岩場海域。

魚場は、あの川奈CC下の岩場海域です。
伊勢エビは夜行性で、夕方から活動するので夜12時頃、川奈港を出航します。
真っ暗な海は、昼間の緩んだ表情を一変させます。
慣れた魚場でも恐怖を感じます。
波が身体を直撃し、全身ずぶ濡れになる。
網を引き上げるときは、口を開いた海に飲み込まれそうになる!
網と格闘する際にできた腕の生傷に海水がしみる。
休んでいる暇はない!時間との戦い…
灯りもない岩場での漁は、過酷で、危険で、命がけです。

危険を伴うこの時期だけど、美味しい伊勢エビを食べてもらいたい!
伊勢エビ漁は誰にも負けたくない!

伊勢エビの網を巻き上げるモーター
伊勢エビの網を巻き上げるモーターのメンテナンスには余念がない

漁が終わり、漁協に伊勢エビを納める頃は夜が白み始め、朝になります。
疲れで、全身に鉛をまとった感覚のまま、午後3時の投網までに、傷んだ網の修復をする。
寝るまもなく、この作業を漁期が終わる年末まで続ける。


伊勢エビは漁獲高だけで言えば、千葉の大原漁協が日本一です。
伊勢エビは、水深3m〜40mくらいに生息しています。
千葉産は水深40mの砂地に生息しているので、運動量が少ないせいか?ちょっと味にしまりがない。
川奈の伊勢エビは、波が荒い岩場に生息しているので、身がしまり味は濃厚です。

海でたたかう人 その熱い想い
礒崎さんと所有の伊勢エビ漁船の海幸丸
取材させてただいた礒崎さんと所有の伊勢エビ漁船の海幸丸。

川奈は、伊勢エビ漁より、金目鯛漁やむつ漁が盛ん。
川奈漁協では伊勢エビ漁をしているのは6軒だけです。


今回、伊勢エビ漁を取材させていただいたのは、生まれも育ちも静岡県川奈、漁師歴13年の磯崎さん。
波の荒い岩場で、船を固定して漁をするので、船を操作する人と漁をする人の二人組みが基本。


5年前に死にかけたんです。


台風22号の後、父と漁に出ていたが、高波に襲われ船が一瞬で転覆。
真っ暗な海を必死に泳いで岸に上がり…。


泳ぎが達者なオヤジだから、自分より先に泳ぎ着いているだろう…
岩礁や付近を懸命に探したが、父の姿はなかった。

礒崎さんと所有の金目鯛・むつ漁用の第二海幸丸
こちらは礒崎さんと所有の金目鯛・むつ漁用の第二海幸丸。

それが父との最後でした。


あの事故以来、磯崎さんは今も一人で伊勢エビ漁をやっています。
磯崎さんがいま思っていること…
それは、中学一年になる息子の長男が伊勢エビ漁を継いでくれるか?
いつか一緒に漁に出てくれるか…。


漁師の仕事は、腕の良し悪しで、稼ぎもが全然違う!
腕に、家族の生活がかかっています。


ビジネス的に考えれば、仕入れがいい金目鯛専業のほうが儲かるけど、父への想いもある。
川奈で、一番稼ぎのいい漁師になりたい!
息子と一緒に船に乗るまでは…
熱い気持ちで、魚場に向かいます。
旬の伊勢エビ料理を食べながら、伊勢エビ漁のことをちょっとだけ思い出してみてください。



9月の伊勢エビ解禁に併せて、茄子のはなでは伊勢エビ・アワビ・サザエを盛り合わせた特別料理「海の幸のいいとこどり」(オプション)もご用意しています。
お造りだけではなく色々な食べ方で伊勢海老を堪能したい!という人は、伊勢海老をお造りで・焼いて・蒸して…等あらゆる方法で味わえる特別料理「伊勢海老三昧」(オプション)をご用意しています。
ご予約の際には是非、ご注文お待ちしています。