常に温暖な気候の伊豆東海岸にある伊東温泉の名は、伊豆の東にあるというところから起こりました。
この伊東に七福神めぐりのコースが誕生し、観光客でにぎわうようになりました。七福神の安置されている伊東駅周辺と近郊の寺社を巡拝するのが七福神めぐりですが、このお参りをすると水難、火難、盗難など七つの災害がのぞかれ生命財産が守られ七つの幸福を授かるといわれています。
神社仏閣の数多い伊豆半島のなかでも伊東の七福神めぐりは、風光明媚な環境と市内に点在する文学散歩と合わせ、自然に親しみながらゆっくりまわれるので伊東の街の魅力にたっぷりふれられることでしょう。
ぜひ、この街の中にいる7人の神様を探してみてください。
仏現寺(毘沙門天王)
伊東市物見ケ丘2-30
TEL:0557-37-2177
伊東駅よりバス停「大原町」下車徒歩約300m
境内に駐車場あり
天狗の託証文で有名な仏現寺。日本三大句碑の荻原井泉水の句碑もあり、節分祭、毘沙門天祭りも人気の行事です。
日蓮宗、本尊・釈迦牟尼仏、宗祖・日蓮大聖人。海光山と号し日蓮宗別格本山の一つで開山は六老僧日昭です。
弘長元年(1261年) 宗祖は立正安国論を北条執権に建白し、40才のとき伊東でのご法難にあわれました。
時の地頭、伊東朝高の難病を祈祷により治し、伊東氏の鬼門除けに建てられた小さな毘沙門堂に3年の間雨露をしのいで暮らしたといわれています。
この毘沙門天に除厄開運を祈られ42才の厄を逃れてめでたく鎌倉に帰りました。
よって古来より厄除け祖師として仰がれ病人の病気平癒祈願、並に厄除け祈願の人々がお祈りを受けに全国よりお参りにおとずれています。お寺の寺宝として、その時の毘沙門天像(20cm)が聖人尊定の十界大曼陀羅とともにあります。
松月院(弁財天)
伊東市湯川377
TEL:0557-37-2691
伊東駅うら0.7kmの高台
大型バス駐車場は伊東駅横駐車場をご利用ください。
要予約:観光協会0557-36-6105
伊東温泉を一望できる松月院は、庭園には珍しい早咲きの彼岸桜をはじめ色々な種類の桜が植え込まれている故、桜寺とも呼ばれています。
特に山門をくぐった池の畔の2本のコヒガンザクラは見事です。
松月院は寿永2年(1183年)に僧銀秀により真言宗の寺として開創されましたが、慶長12年(1607年)宗銀により曹洞宗に転宗しました。
のち寛文11年(1671年)8月「亥の満水」の洪水で流出しましたが、宝永3年(1706年)に鶴峰亀丹により現在地に移転再興されました。
松月院といわれる程立派な松が植えられ、鐘楼と共に名月観賞で知られています。
松に桜に、季節の移ろいを感じることができる場所です。
最誓寺(寿老神)
伊東市音無町2-3
TEL:0557-37-3752
伊東駅より南に国道135沿い約1km
暖香園駐車場・大型バス
要予約0557-37-0011
伊東の中央の音無の森に位置する最誓寺は、鎌倉時代(1200年頃)北条氏第二代の執権、江間小四郎北条泰時の未だ若かりし頃、その室八重姫の立願に基き創建されたお寺です。
八重姫は伊東祐親(伊東領主)の息女にして、その頃、北伊豆蛭ヶ小島に配流されていた源家の嫡流、頼朝と密かに通ずる仲となり 一子千鶴丸をもうけましたが、平家の寵臣たる父祐親の怒りにふれ、ひそかに川上の稚子が千鶴丸を淵に沈めました。
その後姫は江間氏の室となるも千鶴丸を偲ぶ思情止み難く、哀れみを夫に乞うて、因縁深き音無の森に一字を建立し、亡くなった子供の西方成仏の意に因み、寺号を”西成寺”と称したのです。
その後今から400年前、慶長元年(1596年)に宗銀を請して現在の曹洞宗に改宗、開山として寺号を「最誓寺」と改め現在に至ります 。
市の天然記念物である、樹齢600年にも及ぶ大ソテツがあります。
東林寺(布袋尊)
伊東市馬場町2-2
TEL:0557-37-3416
伊東駅より南に約1.7km 瓶山麓に位置
曽我物語の主人公、五郎十郎の首塚があります。稲荷山と号し、曹洞宗、本尊、地蔵菩薩(平安末期作)。
久安年中(1145年〜1150年)の開創で、当時は久遠寺と称していました。伊豆の国押領使、伊東次郎祐親の嫡子河津三郎祐泰(曽我兄弟の父)は同族工藤祐経の怨みをうけ、不慮の最期を遂げました。
祐親は祐泰の菩提を弔うため入道し、東林院殿寂心入道と称し法名に因んで久遠寺を東林寺と改め、伊東家代々の菩提寺となりました。尚寿元年(1182年)2月15日、祐親は自刃しました。
林泉寺(福禄寿)
伊東市荻90
TEL:0557-37-7804
伊東駅より約5km バス停「荻」下車
駐車場有・バス二台(要予約)
水東山と号し曹洞宗本尊釈迦如来 旧楽雁堂と号する小庵があります。
天文14年(1545年)僧覚隣により真言より曹洞に改宗しました。
享和2年(1802年)開山大圓元鏡和尚により法地とし、又薬師如来像、月光菩薩像を祀るようになりました(小室村誌)。
本堂向かって左側に奉祀されているのは、三十三体観世音菩薩および薬師如来で文化年間の作といわれ一刀彫りです。
境内をうめるほどのフジは静岡県指定文化財として有名です。樹齢が200年余の大木2株がつるをいっぱいに広げています。
花の長さは、1.5mにも達し、平均の長さは90cmもあります。淡紫色の美しい花が咲き、5月始めから15日頃がみごろです。
5月8日には三十三観音の大祭があり、多くの発願をもって集い法要が行われます。
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